名づけ

🌻お名前相談 改名希望の理由 その2

縁起でもない・・・聞きたくない・・・
聞きたくなかった・・・が!
意外とあるあるの話です。

A子さんは男の子を授かりました。
彼女の嫁ぎ先では名づけの時、父親側ではひと目見て
「この漢字はこちらのお家の子供よね」と
わかる漢字を入れるのが当たり前でした。

わかりやすく言いますと
徳川家康の家系を思い浮かべてください。
「家」の文字が徳川家の跡取りさんイメージありますよね、そんな感じです。

祖父、父親、息子、三世代続いて名前に「家」の文字がつけられていると
想像していただくとよいでしょう。

しばらくしてA子さん夫婦は離婚することになりましたが現代ですから
男の子の親権は母親に決まりました。
婚家とのトラブルもあり絶縁を願っての離婚でした。

母子はA子さんの旧姓での生活が始まりましたが、
男の子の名前が過去の嫌な思い出をフラッシュバックさせ
A子さんをはじめ親族は子供の名前が引っかかる・・・
子供に責任はありません。。。
名付けた責任は大人たちです。。。
その大人たちが、受け入れがたくなっているのです。

そうなれば日々のふっとした生活にも影を落とします。
幼稚園・・・小学校・・・と未来を考えますといつまでも別れた家庭を引きずり
真綿で首を絞められているような気分になるそうです。
A子さんが・・・A子さん両親(おじいちゃん・おばあちゃん)が・・・
男の子の名前を気にし続ける以上、新しいしあわせは遠のいてしまうように思います。
本当はモノゴコロがつかない幼子のうちに離婚していますので
大人が乗り越えるしかない悩みです。

A子さんたちは子供の改名ばかりに気がいっています。
果たして・・・正式な改名にこの理由が認められるのか・・・わかりません。
腕のいい弁護士さんにお願いすればなんとかなるのかもしれません。
そうであれば、子供への精神的負担が少しでも少なく済むよう大人が頑張るしかありませんね。
お金がかかっても・・・時間がかかっても・・・
努力するのはA子さんの責任です。
そして男の子への愛情を取り戻してほしいと願います。

あえて言うならば・・・
離婚を考えて結婚する人は少ないでしょう!
しかし世の中の現実として離婚率が決して低いわけではありません。
子連れの再婚も珍しくありません。

家=一族のプライド?に囚われ過ぎる名づけの不幸があることを知っておいても損はないでしょう。

 

🌻お名前相談 改名希望の理由 その1

改名希望の理由・・・
事情はいろいろ・・・

この話を笑いながらスルー出来る人はしあわせな人だと思います。

ひと昔前の話です。
芸術系お仕事をされている父親。
その男性にひかれて結婚した母親。
少々尖がった印象のご夫婦です。
そんな両親がつける子供の名前は・・・当然斬新系・・・?
カタカナの名前でした。
多くの人は初めて聞く名前に「お父さんは外国の人?」
「日本人には無い名前よねぇ~」と影でヒソヒソ。
幼稚園でも小学校でも新学期は必ず珍しがられ、
中には露骨に怪訝な態度をとる大人世代がいたものです。

小学高学年にもなりその子は中学受験を目指し猛勉強に励んでいました。
親の芸術系感性・才能は受け継がれなかったようで、
言っちゃぁなんですが、超まじめな努力家で勉学に勤しみ
進学塾でも優等生、将来が楽しみだ!と塾でも一目置かれていましたが・・・
塾の進路希望面談でご両親がはっきりと言われたそうです。
「大変申し上げにくいのですが〇〇君の名前では名門校受験は不利かもしれません」
「伝統校・進学校では突拍子もないことを嫌う傾向がありますので・・・」
「進学先を選ぶにあたり、学力以外にそれらを踏まえ校風が左右します」
「ユニークな名前を子供につける両親が敬遠されることをご理解ください」
「受け入れ可能な選択となりますと将来本人の希望が叶わないこともご承知ください」
と言った内容を告げられたそうです。
そして「本人が良い子で優秀なことを考えると名前が大変気になります」と。

今では名前も多様化し、よほどでない限りあまり驚かれなくなりましたが、
当時としては【ザ・昭和】真っ只中あるあるの話です。

元々彼には名前からくる色眼鏡・いじめめいたことも起きてはいました。
その体験もあり〇〇君は勉強の良くできる子が集まる学校を望むようになっていたのです。
彼は勉強のできる子の集団であれば今のようないじめから抜け出せる!と信じていたようです。
が!!塾からの非情なアドバイスは小学生には当然キツカッタ!?

定かではない話ですが、ありえない話とも思えない昭和です。
平成・令和と移れば笑い飛ばせる?かもしれませんが・・・
昭和では笑えない現実でした。

彼の希望は普通の名前になる事!
名前に振り回されず自由に楽しく勉強がしたい!!
なんとまぁ~小学生が求める話ではないですよね。

結局家族で話し合い、中学受験に間に合うよう正式に改名することに・・・
時代だったのかもしれませんが・・・意外とアッサリ改名が法的に認められました。

漢字二文字の固い?名前に・・・です。
本人もとても気にいった名前になり、勉強に邁進。。。

受験にも合格し学生生活おう歌の後、社会人となり結婚し父親となり
今では黒歴史を過去に置き去りにしたおじさんです。

名前を変える!小学生にとって大きな大きな変化です。
進学を機に住居も移転、心機一転の再スタート。
もう名前で揶揄されることもありません。
昔の名前を知る環境から抜け出すことに成功したのです。

それにしても両親・本人・その他家族が払った代償は決して小さなものではありません。

子供の名前・・・
その人の人格を表し、人生を左右します。
親の思い込みだけで尖がって突っ走った結果はなかなか厳しいものでしたね。

🌻赤ちゃんのお名前 その11

ひと昔前、ある30代ご夫婦にあった名づけのブラックな話です。

男性が赤ちゃんを授かる前から
「もし女の子だったらつけたい名前があるんだ」と言っていたそうです。
結構な頻度で言うものですから女性はそんなに気に入った名前があるなら
この人の為に女の子を産んであげたい・・・と思うようになっていったそうです。
ふたりに待望の赤ちゃんが!それも女の子とわかったそうです。
迷うことなく男性の望んでいた名前を赤ちゃんにつけました。

赤ちゃんのお祝い事が続きようやく落ち着いた頃、
男性の友人が遊びに来ました。
赤ちゃんの名前をきいた友人が驚いたように・・・
その場では特にそれ以上ことは起きなかったとのことです。
女性はその時の空気感がどうしても気になり男性の知り合いに
チャンスがある度、探りを入れたそうです。
しばらくしてとうとう驚いた理由がわかりました・・・

女の子に付けた名前が【元カノの名前】だったと・・・
なんと!無神経で自分勝手な!!
女性はショックで子供を連れて実家に帰りました。
が・・・自分の子供の名前が元カノの名前ですから
何処までも複雑な気持ちです。
何も知らない実家の両親は赤ちゃん連れの里帰りに喜んでいます。
名前を呼んであやしてくれる光景が・・・実家でも気持ちは更にふさぎます。
かわいいわが子の名前が・・・
理由がわかるとどうしても許せなく思うようになったそうです。
男性への気持ちは一気に冷め離婚も考えるようになっていきます。
さぁそこで問題は女の子の名前です。
もし離婚・・・となれば、母親が引き取る近代の流れですが
女性の心の傷が子供への愛情低下へと走らせます。
罪のないわが子を眺めては女性はだれかれに言える話ではないので
ウツウツがつのり体調もすぐれません。
子育てどころではなくなっています。

結局女性は里帰り以降、一度も家に戻らないまま代理人に任せて
男性に会うことなく離婚となりました。
無神経な男性に子供は渡さない!
これが女性が出した覚悟の結論です。
名前の真相は限られた人しか知らないシークレットとなりました。

この出来事は女性にとって今後、家族3人で歩む姿が想像できない・・・
新たな道を選ぶには十分な決断です。

それにしても大人のする名付けではない話です。

 

🌻ウクライナに一日も早く平和が訪れますように

🌻赤ちゃんのお名前 その10

赤ちゃんのお名前。
実は・・・第一子より第二子・第三子のお名前を考える方が大変です。

既にお兄ちゃん・お姉ちゃんのお名前がありますので
兄弟姉妹間のお名前バランスも考える必要があります。
当然ですが両親のお名前とのバランスも必要ですね。

もしかしたら・・・ひとりっ子だったかもしれない・・・
しあわせなことに、ふたりめ・さんにんめの赤ちゃんがやってきます。
第一子は気が付けばお兄ちゃん・お姉ちゃんになってしまった?!
最初の子供は皆の注目も愛情もフル注がれた時を過ごしてきています。
親の子育ても初めてづくしの環境下を経てさぁ次の子へ。
第一子経験を転用する知恵も多少はついているかもしれませんね。

それぞれの赤ちゃん誕生時、両親の巡っている運勢が違います。
もちろんその子の誕生日から判断する運勢があります。
親子間の相性・絆度も違ってきます。
男女に相性があるように親子にも・・・兄弟姉妹にも・・・
家族仲良く・・・理想はそうです。
でも現実的には親にも子にも、好き嫌い・相性はあります。
親子縁が強い・弱いは当然あります。

そん中での次の赤ちゃんです。
何かと比べられることがこれから起きてくるでしょう。
何気によく言われる「お兄ちゃんだから・・・お姉ちゃんだから・・・」
「弟なんだから・・・妹なんだから・・・」
もしかしたら経験があるかもしれませんが
子供にとって生まれた順番をまくら言葉に使われるのは
そう気持ちのいいものではありません。

兄弟姉妹は一番近しい親族であると同時に一番の比較対象人物です。
名前はそれぞれの個性・人生観を表します。
同じ親から生まれても、同じように育てたつもりでも生まれ持った人生観が備わります。
必ずしも親の思い通りになる!なんて思わないことです。
初めての赤ちゃんの名づけの時と同じ気持ちで!
第二子・第三子のお名前に取り組みましょう。
間違っても!第一子のとき考えた名前の余った名前を次の子につけてはいけません。
そんなことをすれば生涯その子は二番手、おまけの人生観を生きていくことになります。
そこから脱却することを夢見る人生となるでしょう。

むかし、こんなことがありました・・・
女の子のお名前候補が二つありました。
悩んだ末、お名前を決めました。
しばらく経って犬を飼うことになりもうひとつの余った?名前をワンちゃんにつけました。
女の子とワンちゃんはとても仲良しでしたが・・・
ある日お散歩にいった時、いつもは大丈夫だったクルマに突然驚いて走り出し、
それっきりワンちゃんは帰ってこなくなりました。
女の子に付けなかった余りの名前は光と影。
共に過ごし育つには互いにとって酷なことなのです。

犬には犬として家族に迎える名前を付けてあげましょう。

 

🌻ウクライナに一日も早く平和が訪れますように

🌻赤ちゃんのお名前 その9🌻

夫婦別性、事実婚・・・まだ少数派ではありますが
意見交換が進み本格的な議論・審議がそう遠くない未来すすんでいくのでしょう。

日本で暮らす多くの女性が結婚により男性の苗字(姓)に変わる・・・
確かに今もそんな世の中です。
また生涯結婚しない男女も統計からみても間違いなく増えているようです。

現代ではどこのおうちも昔のような子だくさんではありません。
当然一人っ子も珍しくありませんし、おうちの事情によっては
男性が女性の苗字を選択することも普通にあります。
また結婚時に二人そろって跡取りのない親族の苗字を継ぐこともあります。
人口減の日本ですから今後はますます事情の多様化は当然でしょう。

少し昔・・・「女性は結婚で苗字が変るからね!」と当たり前のように
女の子の名づけは男の子の名づけに比べ少々比重が低い印象がありました。
「女の子にしっかりした名前を付けると嫁にいけないよ!」
「生意気な子になるよ!」なんて先人に真顔で言われた時代がありました。
いま、こんなこと言ったら間違いなく睨み返されます。

男女ともに生涯苗字が変らない・・・苗字を変えない・・・
苗字を変えることでの社会的不便あるある!
仕事名とプライベート名を使い分ける人、というか・・そうせざるおえない人も。
不便の内容はそれぞれです。

人生を歩む道中、山あり谷あり何度か変わって最後は生まれた時の苗字で暮らす・・・
いろいろなあるあるが考えられる未来です。
何が幸せなのかは・・・本人が決める事。
自分の覚悟があればOKでしょう。

お子様の将来、苗字は絶対のモノではないかもしれません。
が!「姓と名」の「名=お名前」は間違いなく一生モノです。
名づけの最優先は「名の善し悪しとバランス」
画数だけではなく陰陽五行・言霊・音霊、文字の持つ意味の善し悪し、
文字の形でも名前となれば人物の印象が決まってきます。
漢字であれば、へん・つくりの持つ意味があります。
糸へんであらわす文字、言べんであらわす文字、金へんであらわす文字・・・
それぞれ部首グループの持つ漢字の意味があり・印象があります。

名は体を表す
【例】しょうた君のしょうの漢字⇒省・勝・章・翔・祥・・・
それぞれの文字の意味、文字の印象、どの漢字を選ぶのかで全く違いますね。

赤ちゃんのお名前を考える時、多くのお父さんお母さんが
にわかに姓名判断を気にされます。
気にされる部分の多くは画数の吉凶でしょう。

本を買ったり、ネットで調べたり・・・
そうなると結局多くの同じ名前の子が・・・
行く先々に・・・クラスに・・・出現!?
数年経ってシマッタ!!と思っている親御さんは確かにおられます。

画数で言うと姓名=フルネームの総画以上に
「名」の画数です。
その上で総画はじめその他のつながりの画数となります。

さらに陰陽五行バランスが出来ていることが重要です。
また兄弟姉妹間のお名前バランスも大切です。
できれば長子に向くお名前次子に向くお名前等々
いろいろとありますので画数だけに一喜一憂するのではなく
苗字との相性、親子間のお名前バランスが大切です。

 

🌻ウクライナに一日も早く平和が訪れますように

🌻赤ちゃんのお名前 その8

赤ちゃんのお名前を考えておられるお父さん・お母さんへ

どんな風に名前を決めたらいいの?
何か目安というか・・・考える時のアドバイスが欲しいのですが・・・
どんな時世であれ変わらぬご相談です。

赤ちゃんの名前であれこれ悩む前に次のことをやってみましょう。
1枚の大きめの紙をご用意ください。
現時点でのお名前家系図をご両親を中心に作る作業です。
ご親族の名前=全てフルネーム・旧姓付きで下記の順に書き入れます。
フルネームで書く理由は、お名前とは個人のアイデンティティの塊です。
社会(学校・職場・地域・・・)で名乗って、呼ばれて、認識される大切なモノです。

①まずは赤ちゃんのお父さん・お母さんの名前を書きましょう
②その下に赤ちゃん、まだ誕生前ですからブランクです
③すでに赤ちゃんのお兄ちゃん・お姉ちゃんがいらしたら赤ちゃんと同列に書きましょう
④赤ちゃんのお父さんの両親=祖父母、父親の名前の上に書きましょう
⑤赤ちゃんのお母さんの両親=祖父母、母親の名前の上に書きましょう

同様に縦系列、横系列、自分たちでわかるように以下の方々のお名前を書き込んでいきましょう。

⑥赤ちゃんのお父さんの兄弟姉妹、結婚していればその配偶者も=おじ・おば
⑦父方の兄弟姉妹の子供(赤ちゃんのおじ・おばの子供)=赤ちゃんのいとこ
⑧赤ちゃんのお母さんの兄弟姉妹、結婚していればその配偶者も=おじ・おば
⑨母方の兄弟姉妹の子供(赤ちゃんのおじ・おばの子供)=赤ちゃんのいとこ

⑩赤ちゃんの祖父母の両親=曾祖父・曾祖母(両家)
⑪赤ちゃんの祖父母の兄弟姉妹=赤ちゃんの両親のおじ・おば
(あなた方が子供の頃、お年玉もらった人々かな??)

⑫これらの方々以外の親戚でも親しければつながりをつけて書き出しましょう。

大体この範囲であれば姓名フルネームでわかるでしょう。
文字がわからなければこれを機会に正しい名前を親族の誰かに聞けばわかりますよね。
結婚時の案内・報告や親族の集まりで一応知っている範囲の人々だと思います。

これらの人々の名前を並べてみますと家々の個性?のようなものがあります。
家々のお名前法則?のような感じですかね。

どこの家族が・・・その子供たちが・・・どんな名前ですか?
一枚の紙に概ね10人ぐらい~2、30人前後のお名前が並んでいることでしょう。
これを眺めて、何か感じることはありませんか?
名簿と違い、つながりを系列化する家系図からご親族を眺めると新鮮ではないでしょうか。
日頃おつきあいがある人、疎遠な人、直接ではないが家族間で話題にあがる人、
エピソードあるあるの人・・・等々
名前と人物の一致感or不一致感、名前とご本人の持つ雰囲気はどうでしょう・・・
改めてお名前からくる印象はいかがですか?

家系の好み=親・祖父母の名前の一文字をもらって、読み方を変えて、文字を変えて、
【例】
曾祖父→夫・かつお、祖父→久・かつひさ、父親→勝行かつゆき、
曾祖父→夫・かつお、祖父→利・しょうり、父親→まさる
曾祖父→夫・かつお、祖父→加津久・かつひさ、父親→行・かつゆき、

親の好み=キラキラ好き、古風好き、難読好き、シンプル好き、大ファンのあやかり名前、

時代の好み=流行の名前、流行の読み方、流行の漢字、人気俳優の名前(文字)、
【例】お名前人気ランキング常連名 しょう、しゅん、はるか、あん・・・

文字の好み=ひらがな好き、糸へん好き・言べん好き等、難しい漢字好き、簡単な漢字好き、
【例】こだわり漢字=理科好きの「理」、音楽好きの「音」、イギリス好きの「英」、

文字数の好み=一文字名、三文字名、
【例】
兄→佳・けい、弟→秀・しゅう
兄→紘一朗・こういちろう、弟→真次郎・しんじろう

このオリジナルお名前家系図に生まれてくる赤ちゃんの名前が
近々書き加えられることになります。
もしかしたらご親戚のお名前エピソードなどわかるかもしれませんね。
人の名前は一生モノです。
人生100年時代、生涯をその名前で過ごします。
ご両親が夢を託し育てる日々がお名前探し!のここから始まるのです。

 

🌻ウクライナに一日も早く平和が訪れますように

3回目ワクチン接種いってきました

接種券が届きましたので早速前回と同じ診療所で予約を取りました。
さすが!3回目ともなりますと予約体制も工夫が進んでいるようで
予約電話は鳴りっぱなしではありましたが、サクサク丁寧に受け付けておられました。
接種当日はほぼ皆3回目さんなので予約時間より必要以上に早く来られている様子は
ありませんでした。経験からの学習と予約時案内が功を制したようです。
過去から学び活かす!正しいあり方を目撃しましたね。

今思えば、前回の時は1回目接種者と3週間後の2回目接種者が混在した中での予約であり
接種当日も一足先に始まったご高齢者と初めてのその次世代混合でしたから
皆が予約時間より早めに来院し何となく誰もが落ち着かない様子でしたね。
待合の人々は、やっと打ってもらえる・・・大丈夫かしら・・・
個々にいろんな思いが交差していた事を思い出します。

それが!順番が来て打ち終わり待機場所では皆一様に安堵が垣間見れました。
2回目接種の方は小声で1回目後の体調の話をしたり
初めての方は小耳を欹てうなずいておられます。
付き添いのご家族でいたわりあったりと人間らしい助け合いを目撃しました。
さり気ないふれあいはやはり対面ならではの光景です。
ああ~人ってこれだよなぁ~~
人との接触を極力避けての生活の中、互いが状況を分かち合いつつ
小さな触れ合いに何かを感じ取っておられたように感じました。

わずかではありますが貴重な人とのふれあい・共有の中、
それぞれが一定時間待機後その場を離れていかれました。

袖振り合うも他生の縁

何かを感じる気配・・・
自分とは関係ないと思いつつも何気に見える、何気に聞こえる光景。
リモートでは味わえない刺激です。
私は仕事柄、辞書は手放せません。
電子辞書・ネット検索は常に使いますが、やはり紙辞書・本は大切に使っています。
目的にたどり着くまでのページの中に刺激とヒラメキが隠れているのです。
途中下車?脱線??するもの醍醐味です。
目的だけが全てではありません。

それと同じなのが人との会話。
必要な目的・用件のみであればメールやラインでOK。
でも・・・読んでいる時の相手の心情までは到底わかりません。
となれば余計な言葉を書き込むことも躊躇しますし、
言葉のチョイスに悩むところです。

文章の一部分だけに過剰反応してしまうこともあるかもしれません。
コロナ禍での生活が当たり前になり
感情の・・・感性の・・・キャッチボールが難しくなっています。
情緒豊かな心が忘れ去られていくようで不安に思います。

私は元来、赤ちゃんお名前相談の妊婦さん、体調に不安を抱えた方・ご家族からのご相談を
お引き受けしております仕事柄、年中安全対策はしておりました。
コロナ自粛始まり、それにプラスしてアクリル板つい立を早くから設置し
これを見たご常連さんから大げさだなぁ~!と笑われた?のですが
今では当たり前の光景になってしまったのが何となく寂しいですね。
アクリル板を買ったときの段ボール箱はいつでも収納できるよう取ってありますが
まだまだ終う流れにはならないようです・・・残念。

遠足は準備段階からが始まっています。
お友達とおやつを買いに行く楽しさ・ワクワク感もですね。
当日のお天気を気にしながら・・・天気予報・ニュースに興味を持つでしょう。
遠足は無事家に帰りつくまでが遠足です。
後日、皆で感想を言い合ったり感想文を書いたりするかもしれませんね。
行事から学ぶ・感じるチャンスが少しでも戻ることを願ってやみません。

赤ちゃんのお名前 その7

名は体を表す・・・その2
Names and natures do often agree.(名前と性質とはしばしば一致する)

ドラマや映画って、主人公の名前でストーリーがなんとなく想像できたりしますね。
作家がストーリーを組み立てる時、ネーム決めもされているのでしょうね。
ストーリーに合った名前は物語に視聴者がどんどん引き付けられます。
時代を超えて名前はヒットに重要な役割を果たします。
サクセスストーリーならば苦労はつきもの!
試練を乗り越えるたくましさも必須、少々キツメのはっきりとした名前が印象的です。
薄幸の悲恋ストーリーの主人公がガツガツしたイメージの名前では興ざめです。
性格の難しい主人公の多くは育つ過程の強烈な出来事がベースにあり、
家庭的でない名前があてがわれていることが多いように思います。
物語が進むにつれ、ああぁ~やっぱりねぇ~~
こんな過去があっんだぁ~とか思いながら展開を追ってしまいます。

例えば、季節・気候にまつわる文字は変化・移り変わりがつきものです。
特に、雪や雨にまつわる現象をあらわす文字は人を寄せ付けにくい孤独が
見え隠れします。
また、美しさと同時に消えゆくはかなさがイメージされます。
自然現象はとても美しいのですが名前となるといかがなものでしょう。
人生100年時代がきっと当たり前になる未来への希望を考えますと
変転をイメージする文字は避ける方が良いのでは・・・と思います。

名前は時の流行(はやり)がありますが、読み方(読ませ方)=音の響き
漢字(文字)=文字の印象、意味・文字の造形からのイメージも大切です
活躍している有名人の名前へのあこがれ・あやかりも、その一つでしょう。
その場合、同時期の子供には「またかぁ~~」というくらい同名・同文字が
並ぶことも想像し名づけを考えましょう。
「長男のクラスに同じ名前の子、似た名前の子、文字違いの同じ呼び名の子が何人もいるのよぉ~~」
「クラス違いや前後の学年まで入れたらいったいどれだけ似た名前の子がいるんだろう~~」
「流行りだとはわかっていたけど・・・さすがに失敗したかもねぇ~~」といったことも聞かれます。

呼び名を優先するが為に一般的に忌み嫌う文字馴染みのない文字も気にせず充てる方もおられます。
「姓名判断の画数は本で調べて大丈夫です!」と豪語されますがいかがなものでしょう。
誰が見ても呼びたいが為の当てはめ文字名前は避けていただきたいものです。
お名前は一生涯使い続ける唯一無二のモノです。
どうぞ!流行や一時の思い込み、自分たちが思うカッコよさで
お子様の名前を振り回さないで下さいませ。

🌻赤ちゃんのお名前 その6🌻

家業の屋号・社名・商品名を子供の名前に・・・
新事業立ち上げの場合はホボ無いケースではあります。
が!創業年数を重ね、子・孫・ひ孫の代ともなりますと見かけることがあります。

『創業〇〇年・老舗△▢・はるか堂のひ孫、はるかちゃん』
といった感じです。

これはあくまで私の鑑定経験からのお話・アドバイスです。

屋号のままの名前を付けての末路は決して明るくないように感じています。

創業年数を重ねているということはそれなりに!その地域には知れ渡っています。
はるか堂は街では有名です。
当然、はるかちゃん自身は知らなくてもはるか堂を知る街の人は、
はるか堂のはるかちゃんを知ることになります。
皆に可愛がられ・・・スクスクと・・・となればよいのですが、
はるかちゃんには目に見えない世間様のプレッシャーがのしかかります。
親は!親族は!はるか堂を誇りに思い良かれ!!だったはずです。
老舗はるか堂に生まれた娘にふさわしい名前!と思ったでしょう。
どこに行っても「将来は婿養子をモラッテはるか堂の跡取りね!」と。
世間様が好き勝手なことを言います。
はるかちゃんには兄がいるにも関わらず!です。

はるかちゃんの名前がドンドンひとり歩きしていきます。
そうして育つ子は本当にしんどい・・・と思いました。
ただでさえ老舗の家の子!というだけでも羨望のまなざしです。
それに加え、はるかちゃん!ではさぞ窮屈なことでしょうね。
世間様の何気ない言葉も子供・若者には凶器です。

何故か・・・
はるかちゃんが大きくなるにつれ、老舗はるか堂は斜陽化していきます。
はるかちゃんのせいではありません。
あえて言うならば親の安易な判断の間違いでしょう。
厳しい言い方になりますが、名前の共食い状態・・・
とでもいえばよいのでしょうか・・・
屋号を変えるか?
子供の名前を変えるか??
どちらも非常に難しい問題です。

親が有名人だったり、街の名士だったり、裕福な家の子だったり・・・と、
成功者の家庭の子は有利なことも多々ありますが
それと同様に多々不便なことも経験します。
庶民は単純に羨ましいし、ねたみも感じてしまうのでしょう。

親は名づけに最大の注意を払うべきです。

想像してみてください。
はるか堂のはるかちゃんはWの幸福とWの不幸を背負うこととなります。
はるか堂に生まれただけなのに過酷すぎます。
はるかちゃん自身は普通の家の子に生まれたかった・・・と。
ないものねだりのせん無いことです。
なぜ親は名づけの時、想像しなかったのでしょう。
イケてる時は気が付かないものです・・・
もしかしたら身近な人は気にしたかもしれません。
が!弱者が強者に意見することは難しいですよね。

あえて言いますね・・・
イケてる時ほど、注意深くひと手間かけて人の話は聞いてほしいです。

 

赤ちゃんのお名前 その5

名は体を表す
故事・ことわざで よく使われる言葉です。
ここでの「体」とは本質・実体という意味です。
英語にもこれと似た言葉があり
Names and natures do often agree.(名前と性質とはしばしば一致する)
と訳されています。

名づけの重みを感じる言葉ですね。
どんな思いで名前を考えつけるのか・・・おとなが試されているのです。
文字の意味・イメージが与える印象も大切です。
名前は本人のモノですが・・・家族にも大いに関係します。
その子を育てる両親、影響を与えるであろう兄姉・両家の祖父母、取り巻く人々からもです。

光一、光一郎、光太朗と聞いてイメージはどうでしょう?
たぶん多くの方が思い浮かべるのは・・・長男かしらね。
それはなぜ?
「一」「一郎」「太朗」の文字からそう思ったのでしょう。
次郎、二朗、ちょっとひねって治郎・・・はやり次男を思い浮かべるのが普通でしょう。

ご本人は鉄板ネタのように挨拶します。
「〇次郎ですが私は長男です。」と自己紹介されたら・・・
受け手はどう感じるでしょうか?
もしかしたら?育たなかった・・・ご長男がいらしたのかしら??
いらぬ詮索をいだくかもしれません。
人の想像はどこまでも勝手なものです。
名前だけで色々なことを想像し考えます
本当は・・・父親もしくは祖父の名前の一文字「次」をもらっただけかもしれません。
が!それが要らぬ誤解の元になるのであれば避けるべきです。

父親・祖父は次男だったのかもしれません、それであれば順当です。
だったらなぜ長男に二番を意味する文字を付けますかね??
名前は一生モノ!
自分たちの中では当たり前に思っていたことも他者からすれば
不思議なことがしばしばあります。
自分たちのルールを誰かに聞いてもらうことも大切です。
冷静にプラスとマイナスを検討してみることも考えてくださいね。

世間のイメージに抗うことは決して子供にとってプラスに働くとは思えませんね。