🌻お名前相談 改名希望の理由 その1

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改名希望の理由・・・
事情はいろいろ・・・

この話を笑いながらスルー出来る人はしあわせな人だと思います。

ひと昔前の話です。
芸術系お仕事をされている父親。
その男性にひかれて結婚した母親。
少々尖がった印象のご夫婦です。
そんな両親がつける子供の名前は・・・当然斬新系・・・?
カタカナの名前でした。
多くの人は初めて聞く名前に「お父さんは外国の人?」
「日本人には無い名前よねぇ~」と影でヒソヒソ。
幼稚園でも小学校でも新学期は必ず珍しがられ、
中には露骨に怪訝な態度をとる大人世代がいたものです。

小学高学年にもなりその子は中学受験を目指し猛勉強に励んでいました。
親の芸術系感性・才能は受け継がれなかったようで、
言っちゃぁなんですが、超まじめな努力家で勉学に勤しみ
進学塾でも優等生、将来が楽しみだ!と塾でも一目置かれていましたが・・・
塾の進路希望面談でご両親がはっきりと言われたそうです。
「大変申し上げにくいのですが〇〇君の名前では名門校受験は不利かもしれません」
「伝統校・進学校では突拍子もないことを嫌う傾向がありますので・・・」
「進学先を選ぶにあたり、学力以外にそれらを踏まえ校風が左右します」
「ユニークな名前を子供につける両親が敬遠されることをご理解ください」
「受け入れ可能な選択となりますと将来本人の希望が叶わないこともご承知ください」
と言った内容を告げられたそうです。
そして「本人が良い子で優秀なことを考えると名前が大変気になります」と。

今では名前も多様化し、よほどでない限りあまり驚かれなくなりましたが、
当時としては【ザ・昭和】真っ只中あるあるの話です。

元々彼には名前からくる色眼鏡・いじめめいたことも起きてはいました。
その体験もあり〇〇君は勉強の良くできる子が集まる学校を望むようになっていたのです。
彼は勉強のできる子の集団であれば今のようないじめから抜け出せる!と信じていたようです。
が!!塾からの非情なアドバイスは小学生には当然キツカッタ!?

定かではない話ですが、ありえない話とも思えない昭和です。
平成・令和と移れば笑い飛ばせる?かもしれませんが・・・
昭和では笑えない現実でした。

彼の希望は普通の名前になる事!
名前に振り回されず自由に楽しく勉強がしたい!!
なんとまぁ~小学生が求める話ではないですよね。

結局家族で話し合い、中学受験に間に合うよう正式に改名することに・・・
時代だったのかもしれませんが・・・意外とアッサリ改名が法的に認められました。

漢字二文字の固い?名前に・・・です。
本人もとても気にいった名前になり、勉強に邁進。。。

受験にも合格し学生生活おう歌の後、社会人となり結婚し父親となり
今では黒歴史を過去に置き去りにしたおじさんです。

名前を変える!小学生にとって大きな大きな変化です。
進学を機に住居も移転、心機一転の再スタート。
もう名前で揶揄されることもありません。
昔の名前を知る環境から抜け出すことに成功したのです。

それにしても両親・本人・その他家族が払った代償は決して小さなものではありません。

子供の名前・・・
その人の人格を表し、人生を左右します。
親の思い込みだけで尖がって突っ走った結果はなかなか厳しいものでしたね。

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