跡継ぎ

🌻長生きを考える その7

【母親の秘かな期待】
息子二人と家族4人
長男は元々両親と価値観に距離があり早くに独立、結婚・・・
次男は長男とは対照的な気性でパワフルな母親に常に押され気味
従順・・・と言うよりこれがトラブル回避のコツと心得ているようだ

母親が50代の時、ご主人突然の他界・・・
次男との二人暮らしを経て彼も結婚を機に独立
母親は同居を望んだが「今は二人の生活を楽しみたい・・・」と
幸い?次男嫁は姉妹の次女で地方出身者
母親の期待=自分の願望が先走る

次男夫婦は共に働きマイホーム購入を夢見ている
そこには当然母の部屋が用意される!と友人に吹聴し
うらやましがられてはご満悦
「孫の面倒いつでもOKよ」
「早く孫の顔が見たいわ」
「そろそろ仕事もやめたいしね」
次男夫婦はこの言葉をどう受け止めていたのだろう・・・

時が少し経ち、次男嫁の父親が病気になり
【介護】【親孝行】【母と姉の手助け】を望み
次男夫婦は退職し、嫁の故郷へ転居していった

まっとうな理由に反対も空しく・・・
残された母親の落胆は想像を絶する落ち込みよう
幾ら願っても叶わない事も珍しくないのが人生

元々【次男の運気は生まれ育った家族との縁が薄い
母親は【男=夫・息子を剋す運勢の持ち主
同居の人生は息子を鑑定しても母を鑑定しても無い話である
共に暮らすと波乱含み・・・・
アクシデントが舞い込む・・・
共倒れの生活はお勧めできない

ご主人の短命・・・長男の早い独立・・・
そして次男の嫁の故郷への転居・・・
母親の持ち合わせた運勢なのでしょう

日頃から口うるさくキツイ口調の女性
面倒見も悪くは無いがやはり口は災いの元
次男夫婦との夢見る生活を世間に言いふらしていただけに
周囲には陰口をたたく者も少なくない
身から出たサビ・・・仕方がない
明るくやり過ごそう

まだ老いるには早い年齢
これからの自分自身の人生をゆっくり考えればよいのです

親子でも!家族でも!!【縁の有る無し】はあるのです
【親子の相性】【跡取り運・跡継ぎ運】【孝行運】
無いモノねだりはいけません
運に逆らってもロクなことはありません
自分の運にあった生き方を楽しめばいいのです
ひとりの人生も考え方次第で充実させることも可能ですよ

🌻ファミリー企業の難しさ ①

【ビジネス相談】
家族経営の難しさ
家族企業、ファミリー企業・・・
早い話多くの場合は昔から言われる血縁親族が寄り添って働く
【家族経営】【三=さんちゃん経営】である
三ちゃん=父ちゃん、母ちゃん、兄ちゃんの三人を総称する

ザ!昭和では多く見られた家業経営の典型的なパターンである
血縁=身内だけの小さな経営活動であれば・・・
家庭内のトラブル・喧嘩も含め本当によくある話

父親=家長、仕事権限と家庭内権限の両方に君臨
表向きは絶対的権力者のオヤジさん

母親=家長の妻、嫁いでから年数を重ね裏の段取りを
取り仕切る影の親分?金庫番!
彼女の胸先三寸で実質の事が決まる裏番長?

息子=負荷のかかる仕事を主に担当する
跡取り、後継者とは名ばかりで両親の許可無くしては
何事も決められない?決める権限が与えられていない??

息子がアタマを抱える現実
まだアタマを抱える正義があればいい方なのかもしれない
親の決定に何も疑問を感じない後継者も少なくない

少々乱暴な表現だが!元気な親に逆らわない?逆らえない??
親の目の黒いうちは波風を立てない事が親孝行!と思っている?
親の傘の下で雨風を除け続ける生活に多少窮屈さは有れど
それ以上の恩恵が改革を望まないのか・・・
見て見ぬふりはドンドン得意になる
厄介な問題もドンドン後回しにする
改革をあきらめる事で平穏に生きられる!と
本当に信じている後継者も!?

今日はそれで良くても・・・明日も同じ光景が続くとは限らない
間違いなく平等に歳をとります!
間違いなく親も!後継者も!!
厳しい言い方ですが・・・
親はいずれ働けなくなります!
順番に間違いが起こらなければ・・・
親はいずれ必ず先に死ぬのです!!
いつまで親に頼った?親を立てた・・・
経営スタイルを続けるのでしょうか?

親が平凡なリタイヤした年金生活者であれば
親孝行息子で生涯過ごせば良いでしょう
が!経営をいずれ継承するのであれば・・・
その時期は遅かれ早かれやって来るのです
避けて済む話ではありません

覚悟の無い後継者ではいけません
まずは親の老いを認めましょう
新旧交代のタイミングを現実として受け止めましょう
イキナリ!明日から全権譲渡!!とはいきません

来る日に備え準備を始めましょう
段階を踏んで計画を立てましょう
これが【事業継承】の第一歩です

【ビジネス鑑定】があなたの事業を応援します

🌻家業から会社設立へ

10年以上の会社勤めを経て親の家業を継ぐことになった息子さん
父親の下で働き始めて10年以上経つという
その間に何度か会社組織へ・・・と持ち掛けたが
両親は興味を示さずそのままになっていた
今では息子さんとスタッフが仕事をこなしているという

早い話・・・【代がわり・世代交代】
両親の健康と体力も限界・・・と感じている
母親は元々専業主婦で直接仕事には関わっていない

本気でこの仕事でやっていく!決意も込めて
代がわりをきっかけに会社設立を願う息子さん
代表は息子さん、正直遅すぎる決断・・・

そこで両親と嫁いだ妹たちから待った!がかかる!!
老いた両親が社長・副社長、妹たちも役員になる!と言い出したのだ
「お兄ちゃん夫婦に自由にさせない」
「私たちにも権利がある」
「うちの旦那や子供にとっても大切な権利は手放せない」

んんん~~考え込む話だ
息子さんが戻ったばかりの頃であれば・・・
この話の流れでもアリだったのかもしれないが・・・

働きは息子さんと彼が雇ったスタッフでまわしている今
両親には毎月給料を親孝行と思って渡し続けている
これは今後も変わらず続けるつもりでいるが
まさか?高齢の両親が社長を望むとは・・・
妹たちが役員報酬を望むとは・・・

実家の為に・・・覚悟の転職・Uターンを選んだ一家に降り注ぐ難問
優しい?お兄ちゃんは一族の和(輪)と仕事発展のハザマで心が揺れ動いている

それでも一歩踏み出さないと始まらない・・・だろう
彼は息子として生きるのか?
経営者として生きるのか?
人生の岐路に立っている
50代!働き盛り十分な年齢・・・彼の選ぶ覚悟を待つしかない

やり方は色々あるが【心の問題】【考え方の問題】
チャンレンジする環境は自ら求めるしかない

家族問題とビジネス問題が入り混じる・・・
先送りも過ぎると我が子!甥っ子!姪っ子!と関係者が増える
次世代の人生観にも影響する・・・
泥沼ドラマでは誰も幸せになりません

🌻運命と宿命 跡取り

運命とは・・・❓ ⇒ 自ら切りひらく

宿命とは・・・❓ ⇒ 自らの課題

自分の持つ運勢を知る事から始まる
生れた年、生まれた月、生まれた日、生まれた時間、お名前、性別、
これらの情報から1歳~100歳までの命式表を作成します

両親、両家の祖父母、兄弟姉妹・・・等の命式表を作成すれば
運のルーツを読み解くことも可能です

母方系の先祖に影響を受けた運勢・個性・資質・・・
父方系の・・・といった具合です

生れ落ちた瞬間から人生を支え補うのが【お名前】です
親が名付ける名前が足りないモノを助けます
名前にはそれだけの力が有るのです

特に跡取りとしてのレールを近親者から切望されている子どもは大変です
【自分の思い】【興味】コロコロ変わるかもしれません
思いを!夢を!持ち続けるかもしれません

あまりにも早くからオトナの都合で決めつけないで下さいませ
【跡取り運】のある子であればいずれその道に興味を抱きます
何かの切っ掛けで・・・結局・・・跡取りの道に近づきます

【跡取り運】の無い子は節目で起こる人生選択のどこかのタイミングで
親が!周囲が!望まない・・・がっかりする・・・道を選ぶことでしょう

順風に親の望むレールを歩みここまで来たのに・・・
裏切られた!?と戸惑う親御さんにしばしば出会います
「あんな女にダマされて!」「あんな男のどこがいいんだか?」
「うちの子優しいから先輩にそそのかされて!」と
パートナーや他人をワルモノにする?したがるけど・・・

元々の運勢に【親から離れる運】を持っていればその選択が正しいのです
他人のせいにすることは心の安定において一番簡単な方法です
が・・・人を恨み嘆くことは我が子の人生にプラスには働きません
まわりまわって・・・我が子の足を引っ張りダメにすることです

このケースであれば親は潔く我が子の選択を応援してあげるべきなのです

才能の有る他人に任せることも・・・
興味を持つ誰かを新たに発掘すりことも・・・
思いや方向性を同じくする他社とのコラボレーションも・・・
沢山の選択があなたにはあるはずです
自分の生きざまを託す相手は必ずしも血縁者とは限らないのが人生です

🌻事業継承の難しさ その1🌻

A氏は若い時、勤めていた会社が急な事情で倒産してしまいました。
結婚して子供が生まれたばかりの頃だったそうです。

変な言い方ですが勤め先が倒産したわけですからスキルやお得意様・・・諸々
前会社に気兼ねなく自分で独立する道を選びました。

元々A氏は勤め人の運勢ではありません。
倒産はアクシデントだったと思いますが、いずれは辞めて独立する運勢だったはずです。
その運勢が倒産で早まったのでしょう。
数人の仲間と再スタートの道を選びました。

A氏は一代運の強さがあります。
このような方は組織の中では才能が発揮されません。
仲間との共同経営はA氏にとっていずれ窮屈なものになっていく・・・
気が付けばA氏独壇場の会社へ成長・・・
起業時の仲間は勤め人が良かった?のでしょう。
食べるために勢いで乗っかったものの、経営の資質はなかったようで・・・
年月が経つにつれ、その時の仲間はいつの間にか・・・去っていきました。

多くは無いですがA氏のような方は
仲間と共に・・・和気あいあいと・・・との感性は無縁です。
孤独なワンマン社長さんです。
正に一代で成功するタイプですね。
そこで問題になるのが事業継承問題です。
時代に!自分の運気に!マッチした人生を歩まれた方の後継者は大変です。

A氏にはふたりの息子さんがおられます。
親の希望として「いずれは兄弟助け合って会社を継いでもらいたい!」
極々普通に父親として思っていましたが・・・
長男さんは典型的な組織の中でコツコツ働く運勢。
次男さんは長男さんとの相性も悪く、楽しいことが優先のいい意味お調子者タイプの運勢。
息子さん達の運勢からみて、どちらも継承運・経営運がありません。
それは運勢上、仕方ないこと・・・当然なのです。
A氏は一代運。
親から継ぐこともなければ、子に継がす運がA氏にないのです。
息子さんたちが、もしも継ぐことを決めて努力したとしても彼らにとって辛い人生です。
継がないことが家族皆の為なのです。
運に逆らってもどこかに歪が生じます。

その後、A氏は体調を悪くし廃業の道を選びました。
A氏らしい!バッサリした判断です。

が、他の道はなかったのでしょうか?
このよう場合、計画的にM&A・会社売却を考えても良かったのでは・・・と思います。
親族の継承に拘るが故、会社存続への模索が出来なかった残念な廃業です。

お受験話は幼少期から始まっていますね

熱心な親御さんは「プレ幼稚園選び」「幼稚園選び」「お稽古事選び」「小学校選び」から
始まっています。
幼少期であれば間違いなく両親又は祖父母の価値観がすべてでしょう。
大人の過去経験が選択時、大きく左右されます。
大人の考える善がお子様にプラスに働くか?が大きなカギです。

出来れば親と同じ職業についてもらいたい。
※中には次いで貰わないと困る!と断言する方もありますが・・・
『これについてはまた別で【親の運気と子の運気】として書きたいと思います』
真逆に自分が苦労したから違う職業・人生を選んでほしい。
と・・・我が子の幸せを信じ願いそれぞれが期待を膨らませています。

また自分が叶わなかった夢を子や孫に託すご一家もチラホラおられますね。

「トンビが鷹を産む」という言葉より「カエルの子はカエル」の方が
とてもわかりやすい言葉だと思いませんか?

順当な運や考えた方からすれば「カエル・・・」がわかりやすいです。
「トンビ・・・」は鷹を産んだだけでしょうか?

私は思います、
トンビは鷹を育てるのに無神経であったはずはないと思うのです。
トンビは偶々鷹を育てたのか?
例えそうであってもトンビなりに我が子の未来に幸あれ!
と願ったハズです。
育てる為に、ものすごい努力が必要でしょう。
鷹が勝手に育つのでしょうか?
これをまじめに受け止めるのであれば
鷹も夢ではないのかもしれません・・・