巣立ちのタイミングはいつ❓

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関西では実家暮らしの若者が他地域に比べ多いようです。
コロナウイルスの家族間感染が関東より多いのもその為だ?と言う
コメンテーターの意見は強ち外れていないように思います。

京阪神には自宅から通える多くの大学・専門学校・企業があり、
特別な目標が無ければ何となく生活環境を変える必要に迫られません。
あえて県外・地元外へ活路を見出す必要が無い・・・と思う若者・親御さんを多く見受けられます。

それに比べ地方の方々は、高校へ・・・大学へ・・・就職へ・・・
何処かのタイミングで、一度は故郷を離れることを漠然と意識しつつ成長していきます。
若者本人だけではなく家族もどこかで「この子はいずれここを出ていくんだ!」と
心に感じつつ生活しておられるようです。
そうです!まず親御さんが我が子が出ていくことを大前提で育てておられるのは大きな事です。

そのような考えが主流であれば進学・就職だけではなく
結婚に対しても独立心を持っていても不思議ではありません。
都会に比べ結婚年齢が若いのも周囲・地域の影響があってのことでしょう。
地元に自分が学びたい・就きたい企業が無いことが若者の不満でも有り、
地元から巣立つ希望でもあるようです。
自分のしたい事・やってみたい事・行ってみたい所・・・と
夢見ることが多い生活環境はある意味うらやましいことですね。

街の若者は親の支配下の中での便利がどうしても優先されているようです。
下宿生のアルバイトは生活直結ですが、
実家暮らし学生の多くはやはり自分で自由に使う為のアルバイトです。
アルバイトに対しての必死さもやはり違ってきます。
雇う側からすればその違いはハヤリ気づきますし、目につく事も多いと言います。
それらは就活・・・そして就職後にも、価値観の違いとして現われるでしょう。
それにまして海外からの留学生の中には「このまま日本で就職したい」と願う方も年々増えています。
日本の学生さんにとっては強敵です。
そう願う彼らはとても前向きで努力家でハングリーで自己アピールも上手です。
母国語・英語・日本語の最低3か国語を理解し、
国の特徴を経験上うまく使い分ける術を学生の段階で身につけています。
今後益々グローバル化し、ITが更に進化すれば国際人の活躍の場は広がります。
それに比べ、地元民化した美味しいトコ取りの価値観は
不況下・グローバル化の未来に厳しさがつきまとうでしょう。

若者の皆さんへ・・・
今からでも間にあいます!どうぞ自分の未来を想像してください。
一つでも多く怖がらずに経験してください。
もっと人と話してください。
動く事・話すことで気づきます、ヒントが転がっています。

若者の親御さんへ・・・
自分の未来と息子・娘の未来は別物です。
親の都合を息子・娘にあてはめないでください。
親の運勢と子の運勢は同じではありません。
親の願う人生が子の願う人生とは限りません。

更に今後、新しい仕事・働き方が生まれるでしょう。
今のオトナが経験してきたことを若者に当てはめ管理できる時代は既に終わった・・・
と言ってもいいでしょう。

経験の使いまわしで仕事が成立した今までの働き方は根底から覆されることになるでしょう。
多くの場で、今までであればコツコツ10年かかった事も、
数年で目途が付くようになるのではないかと感じます。
全てが前倒しでやってくる・・・と思っておくことが大切です。
オトナも負けじと常に最前線で働く覚悟があれば別ですが、
それを望まないのであれば無責任な若者囲いは止めましょう。

コロナウイルスによって急速な前倒しが起きたのです。
日本中が準備不足だったための混乱がこの半年の大騒ぎです。
遅かれ早かれ、いずれ社会はこの流れにシフトされていくはずだったのです。
皆が右往左往している今、情報も考えも大混乱ですが
自分が興味を持てる場へは率先して足を運ばねばなりません。
人生は学校ではありません。
社会では受身の授業は存在しません。
学校は授業料を払い学ぶ場です。
社会では報酬を頂く分だけは働かねばなりません。
役立つ人間になるために・・・払う事と頂く事は天と地の差!これを理解しましょう。

求める者が動く!が基本です。
己の人生は己で開くしかないのです。

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