親の老い

🌻長生きを考える その6

【実家暮らし】【両親と同居】
生れて以来、一度もひとり暮らしの経験なし
別に珍しい状況ではない・・・
特にこの生活を疑うことなく暮らしてきた親と子

息子、娘にすれば親の少々のお小言をやり過ごせば?
勝手知ったる環境下での生活
掃除も・・・洗濯も・・・食事も・・・好みもわかった家族同士
何より金銭的な出費も最小限で済み、自由に使えるお金が手に入る子供の方が大多数
利が大きいのではないだろうか
親も目の届く範囲に子がいる事で安心もあるのかもしれない

この生活に特に違和感なく生活に変化のないまま時だけが過ぎると・・・
親なりに・・・子なりに・・・不便?不自由?が起こるやもしれない

【ある娘の悩み】
いずれ結婚すれば実家を離れて・・・漠然とそう思っていた
が!特段【婚活】する事も無く、きっとイイ人が現れる・・・と思っていた
親も娘の【婚活】気にはしていたものの積極的に【お見合い】など
協力をすることも無く、正直・・・娘の婚期を見逃してきた
親がアタマを下げてどなたかにお相手を紹介してもらうなど思ってもこなかったようだ
ご縁が無かった・・・と言えば簡単だが
やはり人生の大きな節目を親も娘も直視せず過ごしてきた
【漠然と結婚はそのうち出来るだろう】本気で思っていたのでしょうか?

気付けば親も娘も歳をとった・・・平等に
ある日母親が娘に言った!
「今まであなたの面倒を見過ぎるほど見てきたのよね!」
「そろそろ代わって欲しいわ!」
「私も身体が元気な方じゃないしね」
「これからはあなたが主になって面倒をみてね」
「これって【おあいこ】でしょ、家族なんだから当たり前よね」
「親子なんだから助け合わないとね」
「今更、嫁にも行かないでしょう!歳なんだから!!」
「もう諦めたわよね・・・今まで見つからなかったんだからね」
「十分、自由にさせてあげたでしょ」

親の【一世一代】家庭内【世代交代宣言】である

親は間違いなく老いた・・・
幾つになっても親からみれば娘だが・・・
世間的にはとても小娘と言える年齢ではない
もちろん、人【それぞれの婚期は違う】【巡り合った時が婚期】
やはり一般的には相手を傷つけないきれいごとの言葉でしょう

一般的な結婚適齢期とは別に個々に生まれ持った【適齢期運】は必ずあるのです
【適齢期運】【結婚運】【家庭運】が巡っている時、真剣に【婚活】しないといけません
親にも娘の婚期を見逃した責任の一旦はあるでしょう
同居しているのですから!親の協力があれば、有利に働くこともあるのです
「娘も大人だから・・・」それは親の詭弁です
真剣に人生を考えるチャンスを与えるのが親として最大の役目です
親の老後を託す前に!

兄弟姉妹の人数が多い時代は終わりました
親世代の離婚が珍しい時代も終わりました

早くに片方の親の他界・・・予定外の展開かもしれません
親ひとり・・・子ひとり・・・結構ある話です

順番通りであれば親が先に逝きます・・・
親を送り残る娘の人生を考えてください

誰もが!今日が!!一番若いのですよ❣
今からでも間に合います・・・人生を!未来を!
あなたはどう考えますか❓

本気で考える人へ・・・アドバス致します

🌻長生きを考える その5

【親の健康】は子供=息子・娘の人生に大いに影響する❣

親と離れて生活していると・・・
勝手に【親は元気なものだ!】と思い込んでいる?
思い込もうとしている??
【親の老い】を認めたくないのは良くわかる
がぁ~息子も!娘も!皆平等に歳はとる・・・

【健康年齢】個人差は大きい

「親は実家で元気で暮らしている」と思う子
「子供の世話になる気はない」と思う親
もちろんそれはイイ事だろう・・・が
冷静に考えてみよう・・・
少なくとも子は考えなければならい
子は親の健康を確認しなければならい

あなたは親のかかりつけ医と面識はありますか?
親の健康診断結果を知っていますか?

実家への帰省を【親の受診日・検診日】に合わせてみてはいかがでしょう
日頃知らない親の様子を知るチャンスです
生活上の注意点、体調の注意点など
かかりつけ医はご本人にはきっと伝えておられるとは思いますが
ご本人は認めたくない?聞き漏らし?すれ違いなどもあるかもしれません
若い者が顔を出せば聞ける話もあるかもしれません
生活上のアドバイスなど有益な情報が頂けるかもしれません

確かに親子でもプライバシーはあるでしょう
確かに踏み込みにくいこともあるでしょう
でもね・・・親に何かあったら・・・
息子、娘は何らかの対策を考えなければなりません
何も知らなくてある日突然・・・なんてことにならない様
転ばぬ先の・・・です

現実を知る事で!確認する事で!今後の対策も可能になります
生活の修正など出来る手助けもあるでしょう

「なんで早く言わないんだ!」
「ここまで黙ってるなんてヒドイ!」
相手を責める前に見向かなった事を!自分を!反省しなければなりません

【親孝行と火の用心・・・灰にならぬ前に・・・】
生きていればこそ!健康であればこそ!!のことばです
今一度噛み締めて考えてみませんか・・・

🌻長生きを考える その1

長寿国・ニッポン
人々の健康意識の向上、医療の進化、福祉関連の充実、
公的サービスも多少の地域差はあれど概ねレベルアップが続いています

それに伴い高齢世帯、単身高齢世帯も間違いなく増えています
ご高齢の親と同居する世帯は年々減っている現実の中
ご病気や年齢からくる生活限界で同居??施設への入所??
と秘かに悩む・・・息子・・・娘・・・
【子供の数=兄弟姉妹の数】は何処も多く居ない現代

いずれは・・・とアタマの隅には有るものの
親の老いを直視することなく先送りにしているご家庭も多く
生活事情もそれぞれ違います
同居を検討出来る家庭は実際少数派でしょう

病気に直面してから「延命どうする?」って聞く勇気はないでしょう
元気な時に家族で話し合っておかないと・・・ですね

多くの老いは緩やかに確実にやってきます
共に生活していると自然と助け合いが生れ補うことも可能ですが
齢者だけの生活では助けを求める事を良しとしない考え
まだまだ多数派を占めている事でしょう
家庭内の不便・不自由を訴える事に心の葛藤も・・・
我慢の限界、無理の限界、そこから起こるアクシデントも、、、
コップの水が溢れかえるまで家族でさえ気がつかない事もシバシバです

【健康年齢】【人生100年時代】
長生き健康ワードが飛び交う昨今
それでも50歳を越える頃から色々な差が生じてきます
人と比べる必要はありません!
自分にとって・・・家族にとって・・・どうなのか?どうしたいのか??

生活スタイルを変える事は年齢と共に億劫となります・・・
不安になります・・・臆病になります・・・
変わらない事を限界までやり続ける弊害は長生きすればするほど明らかです

街の電気屋さんが御用聞きに行ってよく言われる言葉に
「あと何年生きるか?ワカラナイからこのままでいい」と
「省エネ家電を!安全な道具を!お勧めしても毛嫌いされれてしまう」と
「昔の思い込みガチガチで押し売り扱いされてしまう」と

漸く納得してもらって納品したら手取り足取り使い方のご説明
何度も電話が掛かりその度無償で飛んで行く!の繰り返し
親切な街の電気屋さんにしかできないサービスです

そんなご迷惑を親がかけている事などお構いなし!で
同居していない息子や娘は「年寄りに高いモノ売りつけて!」とオカンムリ
「大手〇〇なら!通販なら!!もっと安く買える!ポイントが付く!」と

親切な電気屋さんは嘆きます・・・
「電話一本で僕たちは飛んでいきます」
「何かご不便が無いように」
「お怪我されないように」
こうした気遣いが高齢世帯の一旦を支えている事を
若い世帯は理解せねばなりません
自分の親が頼りにしているのはそうした人々であることを!
ポイントが付かなくても!若干高くても!
値切って!底値で買えなくても!
高齢者にとってのニーズにあった買い物を理解し感謝する心が
息子さんに!娘さんに!ある事を切に願います

値段に合ったサービス、人付き合いが高齢者にとって
どんなにありがたい事なのか・・・
あらためて考えてみてくださいね