実家帰省

🌻長生きを考える その5

【親の健康】は子供=息子・娘の人生に大いに影響する❣

親と離れて生活していると・・・
勝手に【親は元気なものだ!】と思い込んでいる?
思い込もうとしている??
【親の老い】を認めたくないのは良くわかる
がぁ~息子も!娘も!皆平等に歳はとる・・・

【健康年齢】個人差は大きい

「親は実家で元気で暮らしている」と思う子
「子供の世話になる気はない」と思う親
もちろんそれはイイ事だろう・・・が
冷静に考えてみよう・・・
少なくとも子は考えなければならい
子は親の健康を確認しなければならい

あなたは親のかかりつけ医と面識はありますか?
親の健康診断結果を知っていますか?

実家への帰省を【親の受診日・検診日】に合わせてみてはいかがでしょう
日頃知らない親の様子を知るチャンスです
生活上の注意点、体調の注意点など
かかりつけ医はご本人にはきっと伝えておられるとは思いますが
ご本人は認めたくない?聞き漏らし?すれ違いなどもあるかもしれません
若い者が顔を出せば聞ける話もあるかもしれません
生活上のアドバイスなど有益な情報が頂けるかもしれません

確かに親子でもプライバシーはあるでしょう
確かに踏み込みにくいこともあるでしょう
でもね・・・親に何かあったら・・・
息子、娘は何らかの対策を考えなければなりません
何も知らなくてある日突然・・・なんてことにならない様
転ばぬ先の・・・です

現実を知る事で!確認する事で!今後の対策も可能になります
生活の修正など出来る手助けもあるでしょう

「なんで早く言わないんだ!」
「ここまで黙ってるなんてヒドイ!」
相手を責める前に見向かなった事を!自分を!反省しなければなりません

【親孝行と火の用心・・・灰にならぬ前に・・・】
生きていればこそ!健康であればこそ!!のことばです
今一度噛み締めて考えてみませんか・・・

🌻実家への土産は必要

遠方からの帰省でなくてもやはり実家へは何かしらお土産などの気遣いはしたほうがいいでしょうね。
いえ、是非しましょう!
特に独立して家庭を持っているのであれば・・・です。
親子で水くさい・・・という声もありますがその油断・甘えは、パートナーに向かいますよ。
「なんて気が利かない嫁だ・・・」
「厚かましい婿だ・・・」って具合です。
多くの場合、若者世代に比べ親世代は裕福だと思われがちです。
たしかにそうかもしれません。
裕福かどうかではなく身の丈に合った気遣いは別物です。
言葉で感謝するので十分だ!は、身内には通用するかもしれませんが
義理の関係には通用しません。
人間の感情が・・・その日の虫の居所が・・・タイミング次第でどのようにも変化します。
目の前に現物があることで、親の気持ちに感情のコントロールが効くのです。
他人宅への訪問に手ぶらはないでしょう。
それと同じ、マナーだと思えばいいのです。

「そんなのいいのに・・・」きっと多くの親は言うでしょう。
それを真に受けるのは大人ではありません。
特に日本人は謙遜が過ぎる民族です。
本音と建て前、二段構えの国民です。

のし袋・ポチ袋にお金を入れてもいいでしょう。
金額の大小よりその気持ちが大切なのです。
家族で行けばきっと普段より料理もたくさん作らないといけません。
出来たら少し見栄を張っていい品をそろえるかもしれません。
帰ったらドッと疲れが出るはず。
それでもうれしくて頑張ってしまうのが親世代です。
それは実家なりの気遣いです。
それに対して当たり前のように散在してありがとう!さようなら!では
後々湧き上がる感情が収まらないのが普通の人間。
そんな感情を起こさせない知恵を働かせるのも子供の責任です。
これは大切なパートナーを守る最大の愛情です。
お金で済めば結果、一番安い事です。

🌻実家からの拒否

地方都市育ちの女性が大阪へ嫁いで30年以上の歳月が経った。
老いた母親と同居の実家は弟夫婦が家業を継いでいる。
彼女の口ぶりではコロナ前までは子供たちも大きくなり自由にひとりのびのびと帰省していたらしい。
そんな様子がコロナで一変した・・・初めての年は弟から
「帰省は遠慮してほしい。田舎は都会からの帰省に神経質なので・・・」と。
2年目はワクチンも2回打ったので帰省する気満々で電話したら
「母親のデイサービスが都会からの帰省者があると自宅待機になるから遠慮してほしい・・・」と。
3年目の今夏は行動制限もないので問題なく帰省するつもりでいた女性。
するとなんと!母親から「帰らなくていい・・ここにはここの生活があるからね」
「コロナであんたが帰省しなくなってこの家は穏やかなんだよね」
「あんたが長居した後のここは大変だったんだよ!いつも!」
「確かに実家だけど代もかわって今は弟夫婦に世話になっている身だからね」
「姉面して気も使わない娘が帰った後のこと考えたことある?」
「歳取った私にとって肩身の狭い生活が続くのよ」
「せめてたっぷり土産でも小遣いでも渡してくれりゃ少しはマシなんだろうけど・・・」
「毎年土産の菓子だけ持って半月も居られたら私もかばいきれないわ・・・」
女性は母親にこんなこと言われるとは想像もしていなかった。
えらく不機嫌であるがこれが実家の現実。
帰省すると都会自慢が当たり前だったようで
「あんたが自慢する品物はインターネットでここでも買えるのよ」
「孫も嫁も家族中がピコピコやって好きな物が手に入るのよね」
「自慢するなら持ってこないとね・・・田舎を馬鹿にしないでほしいわ・・・」
「今では都会と田舎の差は物に限ればあんたが育った時代じゃないのよ」

おばあちゃんはよく言ったと思う。
かなりの覚悟でおばちゃんになった娘に言ったようだ。

実家への思いと母親への思いに嘘はないけど、気遣いは全くなかったようだ。
甥っ子、姪っ子、弟のお嫁さんにとって招かれざる客でしかないようです。
弟も、母親も、きっと今までに遠回しに言ってきたのかもしれないが
姉には届いていなかったのだろう・・・と。

実家の皆さんにとって、コロナはよい機会だったのだろう・・・
この家の平和のために・・・

この手の話は前々からどこにでもあった話だが、コロナで疎遠が長く続くとこれも現実なのです。