オトナはともかく、学生さんには突然の休校はとても厳しいだろうと推察します。
特に卒業を迎えた学生たちは戸惑いも多いことでしょう。
お友達と過ごす時間が元々カウントダウンしている中、
突然学校で過ごす最後の時を奪われるやり場のない寂しさはさぞつらいことでしょう。
恋心をいだいていた子もいるでしょう。
勇気を出して卒業までに告白したい・・・と、思っている子もいるでしょう。
喧嘩したけど卒業までには何とか仲直りしたかった子もいるでしょう。
一つでも多く仲間と思い出を作ろうと思っていた子もいるでしょう。
故郷を離れ進学する子・・・就職する子・・・親の都合で引っ越す子・・・春はそれぞれ。

今だから・・・この時だから・・・今しか出来ない事この時期、
青春を返せ!と思うに違いありません。
世情が奪ってしまったやり場のない寂しさと怒りが、
多くの学生たちの心を不安にさせる事がとても気になります。
卒業という特別な時期が生み出す心の揺らぎや切なさや希望が入り混じった
何とも表現しがたい心は・・・どうしてくれるねん!?と・・・

我が子の晴れ姿を楽しみにされていた親御さんも落胆と対応に追われている事でしょう。
地域により救済の方法もきっと考え出されることと思います。
現場の皆様のご苦労は想像以上の負担に違いありません。
身を粉にして努力されている方々に対して必要以上に要望したり非難することだけは
ひとりひとりがこれこそ自粛して頂きたいものです。

卒業生は何て不運な学年だ・・・と思う事でしょうが、
これを逆手により深く仲間とつながり
将来の再会が誓えるといいですね。
これから先も生きていればいろんなことが起こります。
何も起こらない人生なんてありえません・・・
常に何かが起きるものです。

この経験に負けることなく、
そのうち・・・後で・・・と
後回しにする癖のある人は肝に銘じましょう。
いつもと変わらない明日が必ず来る!
わけではありません。
こんな事が現実に起きたのです。
これからの人生にきっと役立つ貴重な経験です。
自分の置かれた環境・立場の中で精いっぱい楽しめるよう知恵を絞ってくださいね。