気遣い

🌻実家への土産は必要

遠方からの帰省でなくてもやはり実家へは何かしらお土産などの気遣いはしたほうがいいでしょうね。
いえ、是非しましょう!
特に独立して家庭を持っているのであれば・・・です。
親子で水くさい・・・という声もありますがその油断・甘えは、パートナーに向かいますよ。
「なんて気が利かない嫁だ・・・」
「厚かましい婿だ・・・」って具合です。
多くの場合、若者世代に比べ親世代は裕福だと思われがちです。
たしかにそうかもしれません。
裕福かどうかではなく身の丈に合った気遣いは別物です。
言葉で感謝するので十分だ!は、身内には通用するかもしれませんが
義理の関係には通用しません。
人間の感情が・・・その日の虫の居所が・・・タイミング次第でどのようにも変化します。
目の前に現物があることで、親の気持ちに感情のコントロールが効くのです。
他人宅への訪問に手ぶらはないでしょう。
それと同じ、マナーだと思えばいいのです。

「そんなのいいのに・・・」きっと多くの親は言うでしょう。
それを真に受けるのは大人ではありません。
特に日本人は謙遜が過ぎる民族です。
本音と建て前、二段構えの国民です。

のし袋・ポチ袋にお金を入れてもいいでしょう。
金額の大小よりその気持ちが大切なのです。
家族で行けばきっと普段より料理もたくさん作らないといけません。
出来たら少し見栄を張っていい品をそろえるかもしれません。
帰ったらドッと疲れが出るはず。
それでもうれしくて頑張ってしまうのが親世代です。
それは実家なりの気遣いです。
それに対して当たり前のように散在してありがとう!さようなら!では
後々湧き上がる感情が収まらないのが普通の人間。
そんな感情を起こさせない知恵を働かせるのも子供の責任です。
これは大切なパートナーを守る最大の愛情です。
お金で済めば結果、一番安い事です。

🌻お誕生日休暇!?🌻

とてもまじめで少々内気な青年K君は契約社員として昨秋から働き始めました。
入社1か月未満早々、K君が想像していなかった悩みが発生!?
上司が入社半月程過ぎたある日「K君、来月5日は誕生日だよね!」と。
そう、彼の誕生日は翌月5日だったのです。

「わが社は有給休暇とは別に、誕生日の前後2週間以内に誕生日休暇があるんだよ。
K君も日程決まったら申請出してくれよ。」と。
入社浅いK君は仕事を覚えるのに精いっぱい緊張の日々。
本当に休みを申請していいんだろうか?
真に受けて申請したら若い奴は遠慮を知らない!とか思われないだろうか・・・と。
色々な事柄がアタマの中でぐるぐるしていたようです。

数日経っても申請を出さないK君に上司が優しく笑顔で
「K君、君の気持ちはわかるよ!入って1か月、まだ有給休暇も取ったことないんだものな!」
「誰にだって1年に1日、誕生日はあるんだよ。」
「偶々、君の誕生日が入社翌月5日だっただけの事。堂々と休暇申請を出しなさい。」
「特に決まった予定が無くてもいつもの週末以外で1日、ゆっくりすれば
いい骨休めになるからさッ。」と。

若者に正しく世話を焼いてくれる上司の話を聞いて、
【部下への気遣いと明確な指示・判断そして誘導】簡単なことのようだが
相手の気持ちを察する声かけは簡単そうでとても難しい。
この上司のおかけでK君は誕生日から遅れて数日後に休暇を取りました。
休暇翌日、上司はいつもと同じ変わらぬ態度だったそうです。

とてもまじめなK君は誕生日休暇を取って良かった!と素直に思っています。
目上の者が少しだけ若者の気持ちを察することが出来れば要らぬ行き違いも避けられるかな・・・と、
とても良い事例だと思います。

上司の皆さん!時代は関係ありません!!
どんな時代も人と人の分かり合う努力です。
言葉足らず、態度足らずは危険ですよ。
若者より沢山の空気を吸ってきた分だけ有利で当たり前。
有利な分だけ人間力が試されます。頑張りましょう~~~